天白自然石立水栓のある庭。施工完了。
天白自然石立水栓のある庭。完了しました。
とにかく草が生えてしまい、どこから手を付けてよいのかわからなくなりましたとオーナーさん。テラススペースを作りお茶を楽しむ。レンガの花壇を作って花を育てる。など、提案をさせて頂きました。オーナーさんも”いいねえ”と言って頂いていましたがいろいろやればやったでコストがかかってしまう。
お話を重ねていくと、やっぱり草の生えるスペースをなくし、お手入れがし易いというのが最優先課題ということが見えてきました。まずは草から解放されることが重要で、どういう庭にしたいかは次の課題と考えると融通が利くようにしておくことが良いプランということになりました。
写真は施工前のもの。
植栽スペースを絞りに絞り、手入れが楽しいと思えるまで小さくしました。そして水やりもしやすいようにすぐ近くに立水栓を配置しました。草の生えるスペースを埋めるため色合いが整ったアースカラーのベージュ砂利を防草シートの上に敷き詰めることにしました。
もちろんお手入れが楽しくなってきたら、砂利を退けてシートをカットし、緑化スペースを増やしていくこともできます。
立水栓は自然石のクラウディーウォーリングを積み上げて作り、庭の大切なオブジェの役割も兼ねるものにしました。
久しぶりにアルティザン秀さんを呼んで、積んでもらいました。
優しい色合いのクラウディーウォーリングは草木とも相性が良く、お互いに引き立てあうような石材です。オーナーさんのイメージにぴったりの立水栓が出来上がりました。
水やりがしやすいと言ってもホースなどの道具類が見えてしまうととても残念な気持ちになってしまいます。ホースなどの見苦しい部分は立水栓の後ろに隠せるよう後ろにホース専用の蛇口を設けました。
オーナーさんが大切にしていた器。一部が欠けてしまい何か生かせないかとのご相談がありました。植栽の中に配置してオブジェとしての新たな役割が与えられました。
大切なものを生かすことが出来ると皆さんに本当に喜んで頂けます。オーナーさんにも大変喜んで頂きました。
今回造ったお庭がお手入れを楽しんで頂けるきっかけになれば幸いです。
そして改めて、植栽スペースを広げるご相談を頂けたら何よりうれしいです。 (あっ! これがプレッシャーとなると楽しめなくなるので聞かなかったことにしてください。)